敬老のお祝い

困難乗り越え、敬老を祝う

 去る9月7日、門川町須賀崎の特定非営利活動法人いきいき会(萱野照三郎理事長)で敬老のイベントが行われました。当法人では、「グループホームなごみ」「いきいきデイサービス」「有料老人ホーム絆」の3事業所を運営しています。その3事業所の利用者様、そのご家族様がイベントに参加されました。

今回は若柳流安寿南(やすなみ)会のメンバー7名が訪問し、日本舞踊を披露していただきました。7演目ほど踊りを披露していただきましたが、特に注目を集めたのが、最年少12歳の女の子の舞踊でした。美しい着物を身にまとった大人顔負けの踊りに、皆様大きな拍手を送っておられました。他の演目においても、踊りに合わせて手を叩いたり、一緒に身体を動かしたり、「自分も踊りたい」とつい立ちあがったりする利用者様の姿が見られました。利用者にとって刺激のある、楽しいイベントになったようです。安寿南会による舞踊披露の終了後は、皆様各事業所に戻り特別な昼食とおやつで敬老のお祝いをしました。

 今年は8月に新型コロナウイルスの流行があり、当法人内でも複数の利用者様、職員が感染しました。また4日夕方~夜間にかけての台風15号接近では、線状降水帯とそれに伴う豪雨が発生。施設周囲が水没し、一時孤立しました。この浸水により一部設備が故障するなど、決して軽くない損害もありました。こういった状況から、今回の敬老イベントの実施が危ぶまれましたが、関係者と周囲の皆様のご協力があり何とか開催することができました。当法人の理念でもある利用者の「笑顔」を見ることができ、大変感謝しております。本当にありがとうございました。

 いきいき会では、これからもご家族、地域や関係各所の皆様と協力しながら、利用者様の笑顔が見られるよう援助していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

介護職員 石元聖二